大念佛寺を訪れた時、「心のしるべ」という冊子がありました。印象に残った「思いやりの心」という話を紹介します。

この頃の世の中の出来事を見聞きして感じることですが、お互いに相手を「思いやる」気持ちが少々かけているのではないでしょうか。
相手の身になって、その気持ちを思いやる優しい心遣いがどこかに忘れられているようです。
相手を思いやる心は私たちがお互い「凡夫(ぼんふ)」の身であると自覚することから生まれるものではないでしょうか。

この世の中で神様や仏様のように一つも欠点がない人などまずないでしょう。どんな人でも一つや二つぐらい欠点があるものです。また、その反対に何一つ取り柄の無い欠点だらけの人もいないでしょう。

人間はお互いに煩悩を具えた身でありますから、時には思いがけない過ちを犯す事もあります。共に凡夫の身ですから、欠点も過ちもあって当たり前であります。

お互いが共に凡夫であると自覚することから相手を「思いやる」優しい心と助け合う互助精神が育まれるのではないでしょうか。

価値観が多様化し、情報過多の現代社会においては、自分の主義主張を通すのも時には必要ですが、相手を思いやる優しい心遣いを忘れてはならないと思います。
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