杭全神社(くまたじんじゃ)は大阪市平野区にある神社です。JR平野駅から国道25号線を目指して歩き、25号線沿いを歩くと大きな鳥居がありました。近くにあった案内によると、大門は鎌倉時代の建物であり、第二拝殿、第三拝殿は大阪市内最古の建造物で重要文化財に指定されているそうです。

鳥居をくぐり、歩を進めると大きな木がありました。京都の新熊野神社にあった大木と印象が似ていました。杭全神社には熊野権現も祀られていますので、その為だと思います。ちなみに絵馬も八咫烏でした。



大門をくぐり、拝殿でお参りした後、境内を散策しました。緑が多く、JR平野駅からほど近いところにいるのを忘れてしまいそうでした。


大門


拝殿

杭全神社で気になったのは、狛犬の前足に縄が結ばれていたことです。拝殿の前の狛犬だけかと思いましたが、注意してみると他の狛犬の足にも縄が結ばれていました。



ネットで調べると、
 家に居着かず遊び回っている人や家出をしそうな人たちを足止めするためのおまじないです。「走人足止め」と呼ばれ家出をしてしまった人でも、このまじないをすれば帰ってくるか、居場所がわかると言われています。
と書かれていました。

私が境内にいる間、途切れることなく参拝者の方が杭全神社を訪れていました。平野の守護神である杭全神社は地域の方から愛されており、良い関係にあると感じました。
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