境内では本堂に特に心が奪われました。信州善光寺のお堂の雰囲気が良く出ています。案内によると信州善光寺の三分の一の大きさだそうです。

本堂

大仏殿
お堂を目指しますが、その前に八角堂で宝冠大日如来にお参りしました。こちらの大日如来像は手の印が変わっています。胎蔵界の印でも金剛界の印でもありません。案内によると金胎両界に通じる霊験あらたかな仏様だそうです。
本堂内に入り、御本尊の善光寺如来像にお参りしました。しかし、とても小さな像で、お参りした場所からは良く分かりませんでした。写真が置かれていたので、それと見比べながら、詳細は想像しました。
そして、関善光寺のメインイベント(?)である戒壇巡りへ。関善光寺の戒壇巡りは卍字型戒壇巡りとして日本で唯一のものであり、長さは四十九メートルあります。入口で300円を払うと左手にシールを貼られました。私はてっきり、お金を払ったという印(しるし)かと思っていたのですが、戒壇巡りを始めるとその意味が分かりました。
シールには蛍光塗料が付いており、暗闇で光りました。よって、前の人が大体どの辺りにいるか分かります。なぜシールが必要か。卍字型戒壇巡りは卍字型という名前の通り、とても複雑でした。ロープが無く、壁に手を当てながら歩を進めるだけではきっと途中で分からなくなっていたと思います。しかし、シールとロープのおかげで錠前にも触れることができました。
戒壇巡りを終えた後、大仏殿に行きました。こちらも見所満載です。御本尊の丈六阿弥陀如来は木像仏としては岐阜県下最大だそうです。円空仏、本田善光夫妻、息子の善佑の三尊像、元三大師も祀られていました。
今回初めて関善光寺を訪れましたが、良いお寺でした。まだ訪れていない方は是非、卍字型戒壇巡りに挑戦して下さい。
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