バスから下車すると手水舎で身を清め、拝殿に至る参道を歩きます。参道には杉の大木が立ち並び、良い感じでした。拝殿に着くと、猿田彦大神にお参りをしました。

前の記事に書きましたが、バスの時間の関係上、椿大神社に約2時間いなければなりません。私は事前に椿大神社のホームページを見て、奥の宮があることを知り、そこに行こうと思っていました。しかし、神社の方に聞くと片道2時間かかるそうです。確かに私と一緒にバスを降りた人の中に重装備をした登山グループがいました。
奥の宮まで行くことは諦めて、途中にある愛宕社の鳥居があるところまで行きました。

お昼頃でしたので神社の入口付近にある参集殿で昼食を取り、その後、再び境内を散策しました。まずは行満堂へ行きました。お堂に上がってビックリしたことは仏像が祀られていたことです。右から、不動明王、大日如来、十一面観音、阿弥陀如来、聖徳太子、薬師如来が安置されていました。昔は神仏習合でしたので神社に仏像が祀られているのは普通のことだったのでしょうが、今ではそのような光景を見ることはありません(あっても、美術品として展示されている)。ですので、信仰の対象として、仏像が祀られているのに驚きました。神社の方にお話を聞きたかったのですが、どなたかと話をしておられたので、一旦、お堂からでることにしました。
次は別宮である椿岸神社を訪れました。そこに向かう途中でとても良い気を感じる地点がありました。神社の境内において良い気を感じる地点というのは人によって違うと思います。特に自祓いが目的であれば、拝殿でお参りしただけで帰らず、境内を色々と散策しましょう。
椿岸神社には、猿田彦大神の妻神である天之鈿女命が主祭神として祀られています。縁結びの神として崇敬されているそうで、訪れた日はブライダルフェアをしていました。

再び、拝殿を訪れました。最初に訪れた時も今回もご祈祷を受けている方が拝殿内にいました。多くの人がご祈祷をお願いしていることは御利益が凄いと言うことでしょうか。
拝殿近くにあった案内書などが置かれている机をなにげなく見ていると、またまたビックリしました。
なんと、椿大神社では、写詞・写経ができるそうです。「大祓詞、六根清浄の勤行、般若心経を清書して、精神統一、心の安定と浄化を図り、家内安全、無病息災、世界平和などの諸々の祈願成就を達成しましょう」と書かれていました。写詞・写経ができる神社があるとは知りませんでした。早速、写詞・写経を申し込もうかと思いましたが、次のバスの時間まで50分ぐらいしかありませんでした。写詞・写経をすると一時間ぐらいはかかりますので、今回は残念ながら諦めました。

行満堂に戻ると今回は誰もおらず、神社の方と話をすることができました。仏像が安置されているのは、椿大神社の別当寺、神宮寺ゆかりの仏像を祀っているそうです。神社の方も珍しいであろうとおっしゃってましたが、美術品として展示しているのはなく、信仰の対象として安置しているのは立派だと思いました。
行満堂の方は話し好きで、あっという間にバスの時間になってしまいました。
訪れる前は2時間も椿大神社でやることがあるかと考えていましたが、実際に訪れてみるといつの間にか2時間過ぎていたという感じです。次回は今回できなかった写詞・写経に挑戦してみます。
カテゴリ
タグ