成田山だより「智光」2009年5月号に掲載されていた「平和を共に祈ろう」という記事の中で、二利円満という言葉が紹介されていました。

二利円満とは仏教の根本の教えであり、
二利は、
・自ら悟りを求める自利
・他者を利益する利他
とから成る。

二利を円満するとは、一方で自己の内面において煩悩を静め、心に真の平和を得ることであり、他方では外に向かって慈悲の心を持って他者を救い、更には地上における全ての人々の幸福と平和を我が身に置き換えて願うことである。

仏教の修行者ないし信仰者は二利円満を目標として、内には心の平和を、外には世界平和を希求し、争いが生じない道を常に探求するのである。

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二利円満を実現するには、他者の役に立つことです。他人の為に何かをするということは、自分の為に何かをすることと同じだと思います。
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