・観心寺の国宝・如意輪観音像
・道明寺の国宝・十一面観音像
・葛井寺の国宝・千手観音像
の国宝三観音像を同時に拝観できる日です。
昨年道明寺を訪れた時、国宝の十一面観音像は九州国立博物館に出かけていましたので、お会いするのは今回が初めてとなります。
山門をくぐって境内に入り、受付で拝観料500円を払って、本堂に上がります。本堂では丁度、ご住職が説明をしているところでした。金剛寺、道明寺とお寺の方が説明をしている最中に訪れたので話を聞けなかったのが残念でした。
菅原道真公が彫ったと言われる十一面観音像は素晴らしかったです。でも仏像以上に私が好きなのはお寺の雰囲気です。尼寺らしい優しさが感じられます。御朱印帳を見ると今回も散華が挟んでありました。同行した方々と散華を比べるとそれぞれ違う花柄が描かれていました。
葛井寺訪問では初めて楼門から境内に入りました。いつもは近鉄南大阪線藤井寺駅から訪れているので、楼門ではなく、四脚門から入っていました。境内は人が多かったです。御開帳で混んでいるのかと思っていましたが、聞くと午後4時から餅まきがあるそうで、その為、更に混んでいました。
まずは阿弥陀如来と二十五菩薩像を拝観しました。二十五菩薩像はそれぞれの像の持ち物が珍しかったです。琴を弾いている菩薩像もありました。阿弥陀如来の隣に安置されていた勢至菩薩もしゃがみ方が良かったです。こう書いてもその姿を想像できないと思いますので、是非、葛井寺で実物を拝観してください。あれだけ立派な二十五菩薩像を拝観できるお寺はそんなにないと思います。
また藤の花が見頃でした。近くに寄ると良い香りがし、浄土の世界にいるようでした。そして、本堂に行くと吉田さらささん、湖北観音めぐりでご一緒したMさんのお二人に偶然お会いしました。吉田さんも同じ日に観心寺などを巡っているのを知っていましたが、お会いするとは思っていませんでした。これも観音様のお導きです。吉田さん達に会うことができ、とても嬉しかったです。
本堂で気づいたことは結縁綱がなかったことです。私は西国三十三所結縁開帳の期間(平成20年9月1日から平成22年5月31日)は、西国札所の全てのお寺で結縁綱があるのだと思っていましたが、それぞれのお寺の結縁期間だけ結縁綱が用意されるようです。葛井寺のような毎月18日に御開帳しているお寺は、そのお寺の結縁期間に訪れなくとも御開帳している時に訪れればよいと思っていましたが、そうではないことを知りました。

楼門
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