駐車場から御開帳をしている金堂までの道沿いは新緑と八重桜が綺麗でした。楼門をくぐると多宝塔が目に入り、金剛寺が真言宗のお寺であると実感しました。

金堂の中に入り、いよいよ三尊像とご対面です。中では丁度お寺の方が説明中で最後の5分程度しか話が聞けませんでした。貼られていた紙によると説明は15分あるそうです。但し、説明が終わった後、お寺の方に質問をすることができ、誰もが思う質問「なぜ、大日如来、不動明王、降三世明王の三尊なのですか」とどなたかが聞くと、金剛界を代表する仏様だからだそうです。
三尊像は三体とも大きな仏像で、頂いたパンフレットには「運慶作」と書かれているようにとても立派です。個人的には三尊の中では、降三世明王に一番惹かれました。降三世明王像は立像で、大自在天(シヴァ神)とその妻である烏摩(うま)を踏みつけているのが一般的ですが、金剛寺の降三世明王は坐像です。しかも、真正面を向いているのではなく、少し向かって右側を向いており、何か大日如来に話しかけているように見えます。ですので、三尊像を見ていると降三世明王のセリフを自然と想像してしまいます。また、仏像ばかりに目がいきますが、建物も立派です。柱に絵が残っていました。
金剛寺は真言宗御室派の大本山ですので、真言密教の世界を堪能することができ、良き経験となりました。
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