深川不動堂には毎日多くの方がお参りされますが、最近、堂内に入っても脱帽せずにお参りをされている人が増えているそうです。
お寺は聖地であり、仏様がお住まいになる神聖な場所です。日本では古来から人と会う際には脱帽して挨拶をする風習があります。帽子を脱いで頭や顔を相手に見せるという行為は、合掌と同じように相手に敬意や尊敬の念を表す気持ちが込められています。
よって、堂内で脱帽するということは、御仏を敬う気持ちから生じる謙虚な心を表す大切な表現方法であると言えます。
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私自身は帽子をかぶらないので、帽子をかぶったまま堂内でお参りするということはありませんが、確かに堂内で脱帽していない人を見かけることがあります。ほとんどの人は脱帽しなければいけない理由を知らないので脱帽しないだけだと思います。少なくとも同行している人が帽子をかぶったままならば、脱帽するように言おうと思います。
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