最近、興山舎の「みんなに読んでほしい本当の話」という本を読みました。曹洞宗長寿院のご住職である篠原鋭一さんが実際に体験した本当の話が25話掲載されています。

全て感動する話でしたが、私は特に「母を救う子供たち」の話が良かったです。
交通事故で父を亡くし、小学生三年生と一年生の兄弟、母親が残されました。交通事故の裁判の結果、父親が加害者ということになり、三人の親子は家を売り払って、やがて、農家の納屋で暮らし始めました。

母親は昼夜なしで働きましたが、やがて限界がきて、死を決意します。そして、仕事に行く前に長男に夕食の作り方を書いた紙を残し、家を出ます。深夜に帰宅した母親の手には睡眠薬が握られていました。その時、ふと長男の枕元を見ると手紙が置いてありました。その手紙を読み、母親はもう一度がんばることを決意しました。

その手紙の内容は是非、本で読んで下さい。
この本を読むと、人は皆、仏性を持っていると思うことでしょう。そして、この本は自分の中にある仏性を開花させることを手伝ってくれます。
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