元慶寺は西国三十三観音霊場の公式番外札所です。一巡目の西国めぐりで訪れて以来の訪問です。前回同様に山科駅から徒歩で行きましたが、随分遠く感じました。

私が到着した時は山門の前には団体の方がいましたが、巡礼を終えた後なのか本堂には誰もおらず、ゆっくりとお参りすることが出来ました。山門を出て帰る時、団体の方とすれ違いましたので、良い時間帯に訪れました。

本堂でのお参りを終えた後は納経所へ。こちらに来ると最初に訪問した時の出来事を思い出します。納経所の前には「土足お断り」と書かれた紙が掲示されており、スリッパも用意されていました。

元々は元慶寺を訪れたら帰るつもりでしたが、山科から石山寺までそれほど時間がかからないので、石山寺にも行きました。

午後3時半頃に石山寺に到着し、毘沙門堂や硅灰石等を拝観しながら本堂に向かっていると某旅行会社の団体が到着しました。私もその団体の後についていくような形で本堂に行ったのですが、本堂内陣は団体の方で一杯で、しばらくは内陣参拝ができそうにありませんでした。
「せっかく無理して、石山寺に来たのに最悪の場合は内陣参拝なしで帰ることになるかも知れない」と思いながら、ひとまず本堂を後にして、境内を散策しました。境内には綺麗に花が咲いていました。また今まで訪れていなかった八大龍王社などにも訪れ、石山寺の境内は本当に広いことを実感しました。

本堂に戻ると団体の方はいなくなっていましたので、内陣拝観をお願いしました。拝観料は500円です。時間は4時15分ぐらいで拝観は4時半までですので、それほど時間はありませんでした。しかし、内陣は私以外誰もおらず、御本尊の前に座って、対話することができました。御本尊は本当に大きく立派な二臂如意輪観音像でした。私が本堂を出ると、お寺の方が扉などを閉め始めました。

団体の方と一緒になった時は運が悪いと思ってしまいましたが、石山寺という由緒あるお寺の御本尊と誰もいない中で対話できたので運が良かったのではないでしょうか。








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