「器には従いながら岩金も通すは水の力なりけり」
水は器、即ち、入れ物によって、丸いものにも、四角いものにも、またいびつにも、細長くにも、どんな形のものにも納まる。
扱う者によって区別するわけでもなく、大人がしてもそうだし、いたいけな子供がするからといってそうならないという事もない。
まことに従順である。しかし、いざとなると激流、堅い岩をも貫き通す強い力を持っている。
人間もこのように外には温雅であり、謙遜でありながら、内には岩をも貫き通す程の剛毅な精神を養わねばならない。
カテゴリ
タグ
元霊場巡り旅ブログのブログです。
明治天皇「うつはには従いながら巖がねもとほす水の力なりけり」
コメント 0
コメントを書く
トラックバック 0
トラックバックURL