福島天満宮を訪れると明治天皇の御製が掲示されていました。

「器には従いながら岩金も通すは水の力なりけり」

水は器、即ち、入れ物によって、丸いものにも、四角いものにも、またいびつにも、細長くにも、どんな形のものにも納まる。
扱う者によって区別するわけでもなく、大人がしてもそうだし、いたいけな子供がするからといってそうならないという事もない。
まことに従順である。しかし、いざとなると激流、堅い岩をも貫き通す強い力を持っている。
人間もこのように外には温雅であり、謙遜でありながら、内には岩をも貫き通す程の剛毅な精神を養わねばならない。
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