受付で入館料1300円を払い、エレベーターに乗り、4階へ。まずは智証大師円珍の像が数体ありました。円珍は頭の形と目の形に特徴があったそうです。頭は未来を予知できる能力があり、目の形は天台大師に似ており、天台大師の生まれ変わりと言われていたそうです。
次は不動明王立像(黄不動尊)です。以前から拝観したいと思っていた仏像です。鎌倉時代に製作されたとは思えないほど、色などが綺麗に残っています。後ろからも拝観できるので後ろにまわって拝観。とてもたくましい後ろ姿です。
次は黄不動尊の掛け軸です。仏像は重要文化財ですが、こちらは国宝です。目力があると言うのでしょうか、目に強い印象を受けました。
上記以外も国宝の新羅明神坐像、最古クラスの不動明王坐像など、素晴らしい仏像がたくさんありました。4階から3階に降りると、いよいよ西国三十三所の如意輪観音坐像とご対面です。とても素晴らしい仏像です。美術品としても素晴らしいでしょうが、私はやはり信仰の対象として観てしまいます。このような素晴らしい観音様が祀られている西国三十三所を一度結願し、二度目の巡礼をしていることのありがたさを実感しました。
三井寺は昨年訪れた時以来、好きなお寺でしたが、今回の展示を見て、ますます好きなお寺になりました。

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