山門から境内に一歩足を踏み入れると、お地蔵さんが沢山祀られていることに驚きます。これは、明治九年に三十八代目の住職が八万四千体の石地蔵尊建立を発願し、多くの方がお地蔵さんを建立したからです。

沢山のお地蔵さんがいらっしゃいますが一番目に入るのが、江戸六地蔵の六番目に数えられているお地蔵さんです。かって江戸六地蔵第六番の地蔵菩薩像があった深川永代寺は明治維新の時に廃寺になりました。そこで、明治39年に新たに日露戦争の戦没者を貰うために建立されたお地蔵さんです。

また、たくさんいらしゃるお地蔵さんの総本尊となるお地蔵さんがお堂の中に祀られていました。
最近、お地蔵さんのありがたさが分かるようになってきました。お地蔵さんが祀られていないお寺はないのではないかと思えるぐらい、どこのお寺にもお地蔵さんは祀られています。またお寺だけではなく、道端などにも祀られています。このように我々の一番身近におられるお地蔵さんは本当にありがたい仏様です。
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