山門から境内に入ると左側に楊貴妃観音の石像があります。なぜここに楊貴妃観音像があるかと言うと、平成14年に全国各地に石仏の寄進を続ける近藤進一氏は泉涌寺の楊貴妃観音像に魅せられ、模刻を発願すると石像彫刻家である長岡和慶氏に彫刻を依頼しました。平成16年に完成した石仏は泉涌寺の末寺である浄光明寺に寄進され、開眼供養が行われました。
関東に住んでいると京都・泉涌寺の楊貴妃観音様に頻繁にお参りすることは難しいですが、鎌倉・浄光明寺を訪れれば、楊貴妃観音様にお参りすることができます。ちなみに楊貴妃観音様は美人祈願で知られています。







浄光明寺では、土、日曜日などに重文の阿弥陀三尊像を拝観することが出来ます。石段を登り、受付で拝観料200円を払いました。まず泉涌寺のように釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒如来が祀られているお堂でお参りしました。そして、収蔵庫で阿弥陀三尊像を拝観。受付で頂いた案内によると、中世鎌倉地方彫刻の代表的例で、宋朝美術の強い影響をうけた特徴が見られるそうです。

案内に掲載されている石造網引地蔵菩薩像が見あたらなかったので受付の方に聞くと、更に上に登った場所に祀られているそうです。そこに行くと、やぐらの中にお地蔵さんが祀られていました。
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