今日(28日)は、お不動さんの御縁日でした。お不動さんを祀るどのお寺に行こうか考えましたが、鎌倉にある明王院を訪れることにしました。

明王院では、毎月28日の午後1時から護摩が厳修されます。明王院は檀家寺ではなく祈祷寺で、誰でも護摩に参加することができます。明王院の護摩にはまだ参加したことがなかったので、護摩に参加することをメインに鎌倉へ行きました。

明王院へはJR鎌倉駅からバスに乗るのが便利ですが、宝戒寺、荏柄天神社、浄妙寺に立ち寄りながら徒歩で行きました。昼食を取るつもりであったお店が閉まっていたので、明王院には予定より早く12時半頃着いてしまいました。境内には何人か護摩が始まるのを待っていらっしゃる方がいましたが、私はお不動さんや観音様にお参りした後、一旦、境内の外に出ました。そして、12時45分ぐらいに戻るとすでに護摩に参加する方はお堂の中に入っていました。

私も堂内左側にある入口からお堂に入りました。堂内には中央に座布団、壁際に椅子が置かれており、観音経の経本も自由に取れるようになっていました。経本を手に取り、護摩が始まるのを待ちました。

成田山の護摩は太鼓を叩いて派手ですが、明王院は太鼓などは使いませんでした。また、成田山では参加している人の多くは黙って座っているだけですが、明王院は皆さん、経本を持って読経をしていました。真言宗の護摩でもお寺によってかなり違うものだと思いました。

明王院の護摩の特徴だと思ったのは、途中に護摩木を渡され、それを最後に一人ひとり、火の中にくべることです。護摩木をくべた後、本尊の五大明王を間近で拝観することができました。

今まで鎌倉三十三観音めぐりなどで明王院を何度か訪れたことがありますが、特に印象に残るようなお寺ではありませんでした。しかし護摩に参加して、28日には毎月護摩を厳修しているりっぱな祈祷寺で、参加している方も皆さん、熱心に読経する素晴らしい方ばかりで、印象が大きく変わりました。やはり、お寺の行事などには積極的に参加した方が良いと感じました。
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