昨日の法話の続きです。
お参りする時、手を合わせる理由は何でしょうか。きっと色々な説があると思いますが、法話では、片方の手が過去を、もう片方の手が未来を表していると言われました。そして、手を合わせた間が現在を表しているそうです。

昨日も紹介しましたが、お釈迦様の言葉に「過去を追うな、未来を願うな」があります。変わらない過去の事や起こるかどうか分からない未来の事でくよくよ悩むより、今この時を精一杯生きろというような意味です。
手を合わせた時、両手の間を見つめてみましょう。そして、自分が今を精一杯生きているか、自身に問いかけてみましょう。もし出来ていなければ、仏様に精一杯生きることを誓いましょう。

また、地水火風空の話もありました。地水火風空とは、仏教において万物を構成する五つの元素と考えられています。私は「地水火風空」をなかなか覚えることができませんでした。しかし、法話で五本の指を使った「地水火風空」の説明等を聞いて、覚えることができました。人は本を読むより人から教えて貰った方がより強く印象に残ることを再認識しました。

法話の後、法要がありました。浄土宗の法要ですので「南無阿弥陀仏」を何度も唱えました。そして、総持寺の時と同様に涅槃図の前で焼香をすることができました。
法要の最後に貫首の方の短い法話がありました。そこで印象に残ったのは、繰り返すことの大切さの話です。あることを繰り返しているとそれが習慣になります。例えば、毎朝、般若心経を唱えることを始めたとします。最初は仕方がないからやっている状態でしょうが、いずれ唱えるのが当たり前になってきます。良いことは積極的に繰り返しましょう。

今回は総持寺と光明寺と涅槃会に参加しましたが、とても良い体験でした。誰でも参加でき、参加すると得るものが多い。ですので、釈尊涅槃会、釈尊降誕会、釈尊成道会などのお寺の行事に参加されることをお薦めします。


大殿
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