総門、山門を通り、境内に入ると境内の大きさが事前に分かっていてもその広さに驚きます。金鶏門をくぐると仏殿(大雄宝殿)からマイクの声が聞こえましたのでそちらに行くと涅槃図が掲げられており、お坊さんが話をされていました。お堂の外からしばらくその様子を見ているとお坊さんが「本日はお釈迦様の命日で涅槃会が開かれます。どうぞ中に入ってご参加ください」とのことでしたので、仏殿の中に入りました。ちなみに普段、一般の人は仏殿の中に入ることができず、年三回(多分、2/15の釈尊涅槃会、4/8の釈尊降誕会、12/8の釈尊成道会)のみ入ることが許されるそうです。
涅槃会は10時30分から開催されました。涅槃会に参加するのは初めてでしたが、そこでのお坊さんの振る舞いは禅宗らしい気がしました。涅槃図の前で焼香し、その後、お坊さんから少し法話がありました。世の為、人の為になるように自分自身を磨きましょうという共感できる内容でしたが、その中で紹介された言葉「人は人によって人になる」が印象に残りました。
そして最後に涅槃団子を頂きました。ネットで調べると、お釈迦様が涅槃に入られた時、仏舎利(骨)が五色に輝きました。それらの色に彩られた涅槃団子はお釈迦様の広大な恩恵を施し、様々な御利益もあるそうです。
総持寺は座禅会を開催しているのはもちろん、写経会なども開催しています。直ぐ近くにこのような素晴らしいお寺があるのにたまにしか訪れないのはもったいない気がします。機会があれば、なるべく訪れ、多くのことを学びたいです。

仏殿(大雄宝殿)
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