弘法大師は「仏法は遙か遠いところにあるのではなく、私たちの心の中、即ち一番近いところにある」と言っています。しかし、私たちの心ほど捉えどころの無いものはありません。折に触れてコロコロと変わるので、こころと呼ばれるとも言われています。ですが、心の奥底には真実の心、大地のような不動心があり、それが仏であり、仏の心であります。
仏の心は「慈悲喜捨」の四つで、四無量心であると説かれています。
・「慈」とは、人に楽を与える心
・「悲」とは、人の苦しみを除く心
・「喜」とは、人の喜びを自分の喜びとして楽しむ心
・「捨」とは、自我執着を捨て、人に尽くす布施の心
菩薩に至る四無量心の実践を日々生活の中に取り入れて、自分の心の奥底にある仏心を育てて互いに仕い合う(つかいあう)「仕合わせ(しあわせ)」な人生を送りたいものです。
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話は変わりますが、致知出版の心にしみるちょっといい話にトルコ人から教わった「世界の常識」が掲載されました。「その内容は、日本人であれば思わず目を覚まされるようなものでした」と紹介されていましたが、私も記事を読んだ時に色々考えさせられました。音声で聴くことが出来ますので、是非、聴いて欲しいと思います。
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