以下は龍雲寺のホームページにあった涅槃図の画像です。

お釈迦さまは2月15日満月のもと、跋提河(ばつだいが)のほとり、沙羅双樹の林の中で頭を北向きに西に顔を向けて横たわり、入涅槃されました。
インドの涅槃図では沙羅双樹は二本に限られているそうです。しかし、日本の涅槃図では東西南北それぞれに双樹があり、合計八本あります。
これは四枯四栄、つまり、四本はお釈迦様の最後の説法が終わると直ちに枯れ、他の四本は栄えた。これはお釈迦様は涅槃に入っても(四枯)、仏法は後に残り栄える(四栄)を意味しているそうです。
また、四徳四顛倒、つまり、四徳(常、楽、我、浄)とその逆の四顛倒(無常、苦、無我、不浄)を表しているそうです。東の双樹が常と無常、南方が楽と苦、西方が我と無我、北方が浄と不浄です。
上の画像を見ると、確かに東西南北それぞれに双樹があり、四本が枯れ、残り四本が栄えています。このような知識があると涅槃図から更に多くのことを学べますね。
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