昨日、月刊致知3月号が届きました。巻頭の言葉を読んでいると、君子と小人が喧嘩をすれば、必ず小人が勝つ。君子は戦うのが馬鹿馬鹿しくなり、途中で山に引きこもってしまうからだと書かれていました。

goo辞書によると、
 君子・・・学識・人格ともに優れ、徳行のそなわった人。
 小人(しょうじん)・・・器量の小さい人。人徳のない人。小人物。
です。
小人に対する言葉としては、大人の方が良いかもしれません。
 大人(たいじん)・・・徳の高い人。度量のある人。人格者。大物。

「君子と小人が喧嘩をすれば、必ず小人が勝つ」は避けたい結果です。
ある団体で小人が君子につまらない理由で喧嘩を仕掛けたとします。君子はあまりにもつまらないことなので反論する気も起こらずに押し黙ってしまい、小人はここぞとばかりに大声で怒鳴ります。このままでは、小人が勝ってしまいます。しかし、団体の他の人々は皆、君子の味方になります。そして、小人の非を責め、小人を退去させます。

このように一対一ならば、小人が勝つかもしれませんが、条件を変え、周りに親炙(しんしゃ)する友がいるとするならば、小人が必ず勝つということにはならないのではないかと思います。
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