JR北鎌倉駅で下車し、まずは布袋尊が祀られている浄智寺へ。拝観料200円を払い、境内に入るとまず仏殿があり、そこには、過去、現在、未来の時を代表する阿弥陀、釈迦、弥勒の各如来が祀られています。そして、お堂の後ろ側には、鎌倉三十三観音三十一番札所の観音様が祀られています。
仏殿を後にし、境内を歩くと鎌倉特有のやぐらがあります。案内板には、「この横穴は、古くは住まいとして、その後、墓所にあり、やがて倉庫としても使われました。大正から昭和初期までは、薪や木炭などのしまい場所になっていました」と書かれていました。京都などにはない、やぐらを見ると、“鎌倉のお寺”という気がします。

鎌倉特有のやぐら
そして、布袋尊へ。洞窟に等身大石像が祀られています。知恵を授け、福徳円満の人を作る福神だそうです。こちらの石像は指を指しています。どこを指しているかについては色々な説があると思いますが、私の聞いた説は、仏殿にある弥勒如来像を指しているそうです。「私の本当の姿は弥勒如来なのだよ」と言っているのでしょうか。
石像は参拝者が手でなでるので、お腹の辺りが真っ黒になっています。私ももちろん、なでできました。

指を指している布袋尊石像
納経所で七福神用の色紙を購入しました。鎌倉・江の島七福神用の色紙は宝船の絵柄が毎年変わるので、それも楽しみです。
次は、鶴岡八幡宮の境内にある旗上弁財天へ。鶴岡八幡宮の境内にありますので、まずは鶴岡八幡宮の本宮でお参り。多くの人がお参りに来ており、やはり鶴岡八幡宮は鎌倉を代表する社寺です。
旗上弁財天は源平池右の中島にあります。源頼朝が平家打倒を祈願したとされ、武運長永、大願成就の福神だそうです。弁財天像は鎌倉国宝館に安置されています。大きな弁財天像で拝観する価値のある仏像です。また、白い鳩を何羽か見かけました。八幡様のお使いである鳩は八幡宮に相応しいです。

八幡様のお使いである白い鳩
最後に昨年知った政子石を確認する為にお堂の裏側へいきました。“政子石”、確かにありました。しかし、知る人ぞ知る存在になっているような気がします。

政子石
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