・「国宝・重文クラスの仏像などが安置されているが、お寺の方の対応が悪いお寺」
・「国宝・重文クラスの仏像などは安置されていないが、お寺の方の対応が良いお寺」
を訪れた場合、どちらのお寺を「訪れて良かったお寺」だと感じるでしょうか。ほとんどの方は後者を良いお寺だと感じることでしょう。
人に与える感動という点では、どんなに優れた観音像でも慈悲に溢れた人には及ばないと思います。ではなぜ、人は仏像に会うためにお寺へ行くのでしょうか。それは仏像はいつでも慈悲に溢れたお姿で我々を迎えてくれますが、人間はいつでも仏であるとは限らないからです。人の心の状態は喜び、怒り、嫉妬などから六道「天、人間、修羅、畜生、餓鬼、地獄」を輪廻します。
人が仏に近づくとは、心の状態をできるだけ人間以上に保つこと。良き師、友と交わり、それを実現しましょう。
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