今日、2月15日はお釈迦様が入滅、すなわち亡くなられた日です。お釈迦様は釈迦族の王子でしたが、29歳で出家し、35歳で悟りを開き、そして2月15日に80歳で亡くなりました。

 お釈迦様に関する話で印象に残っているのは、善光寺の釈迦堂で聞いた話です。善光寺釈迦堂には釈迦涅槃像が安置されており、有料で拝観、説明をしてくれました。その時、「お釈迦様は35歳の時、精神的な悟りを開かれた。そして80歳で亡くなる時、肉体的な悟りを開かれた。」と説明を受けました。私はこの言葉を聞いて、「なるほど」と思いました。

 緑のgooなどで検索すると分かりますが、涅槃とは単に死を意味しているのではなく、サンスクリット語のニルヴァーナ(nirvana)を音写したもので「火を吹き消した状態」という意味です。つまり煩悩の炎を消し去って悟りを開いた状態のことです。
これを聞いて単純に思うのは、80歳で涅槃に入ったのならば35歳では悟りを開いていなかったのかという疑問です。善光寺の釈迦堂で、精神的な悟り、肉体的な悟りと聞いて、「そうなのか」と思いました。その後、色々調べると35から80歳までを有余涅槃、亡くなられた後を無余涅槃ということが分かりました。お寺に行って、このような仏様に関する知識を増やすのも私の楽しみの一つです。
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