現光寺はJR須磨駅の近くにあるお寺です。入口の近くに源氏寺碑があります。現光寺は紫式部が書いた源氏物語の主人公である光源氏が、従者数人と京より須磨に退去した際、わび住まいをしていたところと昔より語り継がれているお寺です。このことから現光寺は、源氏寺とも呼ばれていたそうです。

本堂の近くには、りっぱな“月見の松”がありました。須磨は古来から観月の名所として名高く、光源氏が複雑なしがらみの中で傷ついた心をなぐさめるのに格好の地だと紫式部も知っていたのでしょうと案内板に書かれていました。



本堂でお参りするため本堂に近づくと本堂前に参拝記念のスタンプが置いてありました。現光寺は浄土真宗のお寺であり、浄土真宗のお寺は基本的に朱印をしないので、置いてあるのでしょう。



須磨・明石には光源氏ゆかりの寺社がいくつかあります。それらを巡る旅も楽しいですよ。
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