四天王像を拝観するとたいてい足下に邪鬼が踏みつけられています。ほとんどの人はそれを見て、邪鬼は悪いから四天王に踏みつけられて懲らしめられていると思うことでしょう。

信貴山の宝物館に安置されている毘沙門天像に少し違った解説がありました。
 「天部たちは岩座にしか乗れないが、仏界の守護神のために改心した邪鬼が夜叉神となり、岩座がわりとなる」
つまり、邪鬼は踏みつけられて懲らしめられているのではなく、改心して自ら進んで四天王の岩座となっているのです。

元々は改心して自ら進んで四天王の岩座となっているという説だったと思います。しかし、時代が下がるにつれて、踏みつけられて懲らしめられているという説の方がピッタリくるようになったのだと思います。
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