私は仏像拝観が好きなこともあって、仏像より庭がメインな京都の禅寺には立ち寄ることがあまりありませんでした。
しかし、
・このブログの主題「寺社巡りを通して人間として成長すること」を実現するには、数多くの高僧を輩出した禅寺拝観が有益である
・最近、庭園の見方に関する本を読んだので、本当に基本的なところだけですが、庭園の知識も少し増えたので、禅寺に訪れることにしました。

京都には京都五山のお寺を始め、数多くの禅寺がありますが、京都最古の禅寺である建仁寺を訪れることにしました。

本坊で拝観料500円を払い、まずは風神雷神図屏風を拝観しました。複製ですが、絵の素晴らしさは伝わってきました。そして、方丈へ移動すると枯山水の前庭が目に入りましたが、まずは法堂へ。法堂の天井には見事な双龍が描かれています。この絵は平成14年(2002)に創建800年を記念して描かれたそうです。

方丈に戻り、枯山水の前庭をしばらく拝観。そして、茶席「東陽坊」へ移動。茶室を拝観後、少し散策していると安国寺恵瓊首塚がありました。安国寺恵瓊は関ヶ原の合戦の際、毛利家を西軍に荷担させた人物です。案内板を読むと、恵瓊は建仁寺の方丈移築をはじめ東福寺の庫裏の再建など様々な寺院の修復に関与したそうです。毛利軍西軍荷担の罪で京都六条河原で斬首された後、建仁寺の僧侶が首を持ち帰り、ゆかりのある建仁寺の方丈裏に葬ったそうです。恵瓊が建仁寺の方丈移築などをしていたのは知りませんでした。毛利家の外交僧であり、僧侶でありながら大名にまでなった恵瓊ですが、生まれる時代が違えば、違う形で歴史に名前を残した人物だと思います。


安国寺恵瓊の首塚

本坊中庭には潮音庭がありました。中央に三尊石があり、その東にあるのは坐禅石だそうです。また○△□乃庭と呼ばれる庭もありました。禅宗の四大思想(地水火風)を、地(□)水(○)火(△)で象徴したものだそうです。何が○、△、□を表しているのか全く分かりませんでしたが、こちらは案内板があり、何が○、△、□を表しているのかが説明してありました。


部屋の奥から見た潮音庭

「今回は特に気付くことはありませんでした」と最後に書こうと思いましたが、一つ気付いていました。建仁寺を良いお寺だと思い、また来たいなと思っている自分に気付きました。
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