日経新聞の記事から。

麻生首相は「世界中、労働は罰だと思っている国の方が多い。旧約聖書では神がアダムに与えた罰は労働。旧約聖書、キリスト教、イスラム教、足したら世界の何割だ。7割くらいの宗教の哲学は労働は罰だ」と述べた。日本については「天照大神が高天原を見たら神々は働いていたと古事記に書いてある。我々は働くのは正しいと思っている」と指摘した。

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旧約聖書の話はよく分かりませんが、日本人が労働を正しいと思っているのは古事記に書いてある内容からと言うより、禅の考えが日本人に浸透しているからだと思います。

禅の考え、すなわち「全ての日常行為が等しく尊い修行である」という考えが浸透しているからこそ、労働を罰とは考えず、自分の仕事に責任を持って働くのだと思います。
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