興福寺を拝観した後、遠くの寺社へ行く時間がなかったので、東大寺へ行きました。
南大門の金剛力士像はいつ見ても立派です。仏像というレベルを超えているような気がします。



大仏殿で大仏様を拝観。盧舎那仏、如意輪観音、虚空蔵菩薩、全てが凄いです。もう何度も訪れていますが、訪れるたびに「凄い」と思います。

次は三月堂(法華堂)へ行きました。法華堂には南円堂と同様、不空羂索観音像が祀られています。南円堂は坐像、法華堂は立像という違いはありますが、どちらも素晴らしい仏像です。訪れた時、仏像好きと思われる方が友人に解説をしていました。その解説を私も何とはなしに聞いていたのですが、藤原氏と不空羂索観音像の関係の話はなるほどと思いました。

藤原氏の氏神を祀った春日大社では鹿を神の使いとしています。つまり、藤原氏にとって鹿は単なる動物ではなく、特別な存在です。
一方、不空羂索観音像は鹿皮をまとっているのが特徴で鹿皮観音とも呼ばれています。よって、鹿つながりで藤原氏は不空羂索観音を信仰し、氏寺である南円堂に祀ったそうです。
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