西国二十八番札所である成相寺の納経所に置かれていた当て紙に書いてあった内容です。

1. 燈明を供える。
 「ローソクの光が四方をまんぺんに照らすが如く、私も人間社会の中で公平、平等にすべてを判断する事を誓います」という意味がこめられています。

2. 花を供える。
 「花が一年に一度風雪に堪えて美しい花を咲かせる様に、私も一生の人生、人間社会の中で色々の苦難に堪えて、人間としての自分なりの花を咲かせる事を誓います」という意味がこめられています。

3. 線香を供える。
 「線香に点火すれば一瞬、一秒の絶え間なく、燃え尽きるまで芳香を出し続けるが如く、私の一生も燃え尽きるまで不断に精進、努力をして人間社会に貢献する事を誓います」という意味がこめられています。

以上、三つの誓いを先祖に供養する為に、燈明、花、線香を供えるのです。


当て紙は電話帳を切り取ったものや単なる白紙が多い中、上記のような文章が書かれた当て紙を使用している成相寺は素晴らしいお寺だと思いました。
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