いよいよ今回のメインのお寺である大善寺へ。放光寺からタクシーで行きました。道中にはぶどう園が広がっており、山梨を感じました。

大善寺に着くと今日の薬師如来像の拝観は三時までということなので、急いで薬師堂に向かいました。100段ほどある石段の途中にある仁王門は良い感じです。そして石段を登り切ると目の前に薬師堂が。薬師堂は国宝だけあって素晴らしいです。背景の山と実に合っています。


仁王門

薬師堂

薬師堂ではご住職の説明があり、それが終わると内陣に案内されました。まずは十二神将からです。今まで東日本の十二神将では鎌倉の覚園寺が一番だと思っていましたが、大善寺の十二神将も同じぐらい良いです。像も大きいですし、色もかなり残っています。格好良さでは覚園寺、個性では大善寺のような気がします。

そしていよいよ藥師三尊です。御本尊の薬師如来像は国宝の厨子の中に安置されており、しっかり拝観することができました、御本尊はブドウを持っていませんでしたが、お前立ちの薬師如来像はしっかりブドウを持っていました。ブドウは数珠のようにも見えました。同行した方と「なぜ薬師如来がブドウを持っているのだろう」という話になりましたが、「昔はブドウが薬だった」というごく普通の結論になりました。

次は十二神将の後半6体ですが、こちらは前半の6体より更に個性的になっていました。ちなみにお前立ちの薬師如来像、十二神将は御開帳期間以外でも拝観できます。

薬師堂の後は客殿に行きました。庭園を拝観し、甲州東郡七福神の弁才天様にお参りをしました。
その後、ワインを買い、お寺の方からブドウの接待を頂きました。ブドウはとてもおいしく、同行した方とブドウを食べながらいつまでものんびりしたい気分でした。しかし、帰りのバスの時刻が迫ってきたので、大善寺を後にしました。

今回訪れた恵林寺、放光寺、大善寺はいずれも素晴らしく、日本には各地方に素晴らしいお寺があることを再認識しました。
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