翌日は午前五時から始まる青岸渡寺の朝のお勤めに参加。我々が本堂に着くとお坊さんが「おはようございます」と声をかけて下さり、用意されていた座布団の上に座ると経本を貸して下さいました。お勤めでは観音経を読経しましたが、やはり観音経は素晴らしいお経ですね。読んでいて、観音様のありがたさが自然に心に入ってきます。

お勤めが終わった後は、お隣の速玉大社へ。やはり神社は早朝です。なんと言っても空気が気持ちいいです。元気とは日常生活で減ってしまった気が元に戻ることであると聞いたことがありますが、早朝の爽やかな空気を吸い込むと元気になるのが実感できます。

そして那智の滝へ。前回の熊野では近くまで行かなかったので、那智の滝も絶対に訪れたいと思っていた場所です。早朝ということで人がほとんどいません。これも早朝に訪れるメリットです。入山料を払い、神水を飲んでから滝の目の前へ。滝の前に立つと本当に心地よかったです。


那智の滝


滝の前に立っていると日が差してきました

尊勝院に戻り、朝食を食べ、出発の時間まで少し時間があったので、尊勝院の方と話をしていると、上醍醐で火事があったと教えてくれました。その時はどの程度の火事だったのか分からなかったのですが、戻ってからネットをみると准胝堂が全焼し、観音像も焼失したとのことで、とても驚きました。
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