gooに身勝手な「鬼」ばかり 来場者殺到で「危険」、伝統行事中止--横浜の弘明寺という記事が載っていました。

 記事を要約すると、弘明寺では60年以上続けられていた節分の日の豆まきを今年から中止することにした。その理由は、狭い境内で警備員の指示に従わない来場者がおり、事故が起こる可能性が高いからだそうです。

 私はたまに弘明寺の前を通りますのでこの件に関する掲示は既に読んでいました。人はなぜ節分の豆まきに寺社に行くかというと、寺社でまかれるありがたい豆を頂くことによって、今年一年幸福に過ごせることを願ってだと思います。警備員の指示に従わず、事故が起こりそうなぐらい人を押しのけて豆を取っても、何のご利益もないことは明らかなのに。豆を人にゆずる方がよほど徳を積むことが出来ます。

 ということで、会社の帰りに途中下車して弘明寺の前を通りました。門前に立て掛けられている立板によると豆まきはしないようですが、その他の節分の行事は行うようです。立板を少し離れた所から見ていると猫が立板の下から出てきて、山門を通り、境内の中に歩いていきました。「この猫はお参りするのかなあ」と思っていると猫がこちらを振り向きました。猫のお参りをじゃまするつもりはありませんので、その場から静かに立ち退きました。

短歌
日が暮れて 人間いない 境内に
猫がお参り 弘明寺観音
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