本願寺の宿「聞法会館」に宿泊し、5月2日に朝のお勤めに参加しました。朝のお勤めについては今回の記事、それ以外のことは記事「西本願寺の宿 聞法会館に宿泊しました」に書いています。

宿坊に泊まった時の楽しみは朝のお勤めに参加することです。本願寺では朝のお勤めのことを「晨朝(じんじょう)」、「おあさじ」と呼びます。朝のお勤めの開始時刻は聞法会館の部屋に置かれている案内に書かれていますが、私が確認した時は、1年を通して、全て午前5時半開門、午前6時開始でした。

聞法会館は西本願寺の隣りにありますので、午前5時45分ぐらいに宿を出ました。阿弥陀堂門から本願寺の境内に入ると、朝のお勤めに参加するだろうと思われる数名の方が境内を歩きながら阿弥陀堂に向かっていたので、私も続いて阿弥陀堂に入りました。



堂内に入ると、畳の上に着座して朝のお勤めが始まるのを待つ人々が目に入り、また後方には足の不自由の方用の椅子が用意されていました。私も着座して待っていると、「朝のお勤めで使用する教本を持っていない人は後ろに貸出用のものがあります」とアナウンスがありました。教本は絶対に借りたほうが良いです。何を言っているのか分からないお経をただ聞いているのは苦痛ですが、教本があれば、少なくとも何を読んでいるか分かり、一緒に唱えることもできます。

阿弥陀堂での朝のお勤めが終了すると、全員が御影堂に移動し、そこで朝のお勤めをしました。昨日、聞法会館での法話で「お寺に行って、南無阿弥陀仏と唱えるのは、阿弥陀如来の本願を感じ、感謝すること」と受け取りましたので、今までとは違う気持ちで「南無阿弥陀仏」と唱えることができました。

朝のお勤めは約1時間で終了しました。本願寺の朝のお勤めは誰でも自由に参加できますので、京都駅周辺に宿泊される方は参加してみてはどうでしょうか。朝のお勤めから始まる一日は印象に残る一日となることでしょう。
タグ