5月1日に宿泊するホテルを楽天トラベルで探していると、本願寺の聞法会館に空きがありましたので、早速予約をしました。そして、当日はJR京都駅から歩いて、聞法会館へ。入口を入ると向かって左側に受付があるので、そこでチェックインを済ませ、鍵をもらい、部屋へ移動しました。今回泊まった部屋は和室です(洋室もあります)。



宿坊の場合、浴衣、洗面用具一式が用意されていないこともありますが、聞法会館は準備されていますので、それらを持ってくる必要はありません。部屋には浴室がありますが、地下一階に大浴場があり、お薦めです(16時から22時まで)。また地下一階には「京料理 矢尾定」があり、今回はそこで夕食をいただきました。注文したのは、ふじ御膳(1890円)です。お寺に宿泊すると、肉よりも野菜中心の料理を食べたくなりますね。味はとても美味しかったです。



19時から法話があります(参加は自由)。今回印象に残った話は、多くの人はお寺とは仏様に自分のお願い事を聞いてもらう場所と思っているが、浄土真宗では、お寺とは仏様の願いを聞く場所であるという話です。阿弥陀如来は菩薩時代に南無阿弥陀仏と唱える全ての者を極楽浄土に往生させるという本願を立て、如来となりました。お寺に行って、南無阿弥陀仏と唱えるのは、その本願を感じ、感謝することなのだと思いました。

朝のお勤め(参加自由)が午前6時からあるので、早く就寝し、朝のお勤めに参加しました。朝のお勤めに関しては別の記事(西本願寺 朝のお勤め)で書きたいと思います。朝のお勤めから戻り、しばらくした後、一階の受付でチェックアウトを済ませ、聞法会館を後にしました。

聞法会館は自由参加ですが夕方の法話、朝のお勤めがある以外は普通の旅館となんら変わりありませんので、お寺好きの方はもちろん、いつもとは少し違うことを体験したい方にもお薦めな宿です。
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