新幹線で名古屋まで行き、特急「ワイドビュー南紀」に乗り換え、熊野市駅で下車。予定では、次の特急までの時間が1時間ほどあり、ゆっくりと観光できるはずでした。しかし、我々が乗った特急は雨のため30分ほど遅れて熊野市駅に到着し、一方、次の特急は5分ほどの遅れで到着するとのことで、あまり時間がありませんでした。その為、行き帰りともタクシーに乗り、少し慌ただしい花窟神社への参拝になりました。

鳥居から境内に入ると、木の強い気を感じました。神社はやはり気を頂くところだと思います。参道をまっすぐ進むと巨大な岩がありました。イザナミノミコトの御神体であり、お参りをしました。右斜め前には、カグツチノミコトが祀られており、お参りをしました。

案内板によると、イザナミノミコトは火の神であるカグツチノミコトを産んだ時、火傷を負って亡くなり、この地に葬られたそうです。イザナミノミコトの魂を祀るため、土地の人々は花が咲く季節に花を飾り、のぼりを立て、笛太鼓を鳴らし、歌い踊って祭りを行ったそうで、このことから「花の窟」という名前がついたそうです。

境内から出ると、みやげもの茶屋・花の岩屋へ行き、いろいろ買い物をしました。帰りのタクシーにおいて、タクシーが通り過ぎる時間だけ獅子岩を見て、「ゆっくり獅子岩を見たかったな」と思いながら、駅に着きました。


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