叱る時はまず現行犯で叱ってください。いまのそれがダメなんだって言われたら、人間は反省します。
「君、この前も同じことを言ったよ」と古いことを持ち出してはいけません。これをやられると、いまやったことへの反省が薄れてしまうんです。
もう一つしてはいけないのは、しつこく叱ること。それは本人の自己満足で、聞いている人は「もう分かったよ」って嫌気が差してくるんです。
現行犯で叱ること、古いことを持ち出さないこと、しつこく叱らないこと。この三つの叱るコツをぜひ覚えてください。
叱るとは、いま自分の目の前にいる人は、絶対このままでは終わらないんだ。いまの状態よりも必ずよくなるんだと、その人の可能性を信じることなんです。だから本気でぶつかり、よくなるまで、あの手、この手で引き上げようとする。叱るとは、その子の可能性を信じるということなんです。
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