当日の天気予報はあまり良くなく、横浜を出るときには雨が降っていましたが、新幹線で西に向かうにつれ、日がさしてき、京阪線の坂本駅で下車した時には青空が見えていました(しかし延暦寺は山の上にあるので突然雨が降り出すこともありました)。
坂本駅からケーブルカーの駅まで歩きましたが、紅葉が綺麗でした。

ケーブルカーで山頂まで行き、まずは根本中堂でお参り。根本中堂は工事中で外観は見えませんでしたが、堂内の厳かな雰囲気は変わりません。不滅の法灯を見ていると、最澄の思いが伝わってきます。
次は大講堂でお参り。ここには、比叡山で修行した各宗派の宗祖が祀られており、比叡山が日本の仏教において母親のような存在であることを改めて感じさせてくれます。
次は西塔に向かおうと思い、バス停に行きましたが、次のバスまで30分ぐらい時間があります。そこで、お昼も近かったので、比叡そばを食べました。値段が730円と少々高めだったので、注文しようか一瞬ためらいましたが、選んで良かったです。美味しかったです。関西訪問時は蕎麦ではなく、うどんを食べることが多いのですが、関西風の薄味がとても美味しく感じられました。
バスに乗り、西塔ヘ。少し歩いて釈迦堂に到着し、早速、堂内に入りました。外陣まで結縁綱が伸びており、釈迦如来像の御姿も拝観出来ます。まずは結縁綱を握って、釈迦如来立像と御縁を結び、内陣参拝の列に並びました。外陣からのお参りは無料ですが、内陣参拝は500円が必要です。有料ですが、内陣の厳かな雰囲気はそれだけの価値がありますので、拝観をお薦めします。
灑水加持(しゃすいかじ)を受けて、内陣へ。文殊菩薩、八所明神、山王七所、元三大師がそれぞれ祠に祀られており、元三大師像は立ったままですとお顔が見えなかったのでしゃがんでお顔を見ると、目がつり上がっており、鬼大師のようでした。またお前立ちの釈迦如来像も祀られており、体部が清涼寺式でした。堂内は天台宗独特の様式で荘厳な雰囲気を感じました。
その後、横川に移動、横川中堂などを拝観し、比叡山を後にしました。

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