「東博だから都合の良い時に行こう」と思いながら、未だに訪れておらず、明日から京都に行くので、本日(11月22日)訪れることにしました。
東博に着くと、「切符購入まで15分、入場まで50分待ち」とのこと。「平日だから待つことなく入場できる」と思っていましたが、甘かったです。
やっと平成館に入場しても、すごい人です。じっくり文章まで読んでいるとものすごく時間がかかりそうだったので、今回は仏像のみを鑑賞することにしました。運慶展ですので素晴らしい仏像ばかりですが、私は特に願成就院の毘沙門天像と浄楽寺の阿弥陀三尊像に惹かれました。
願成就院の毘沙門天像は360度から鑑賞できるようになっており、どの角度から見ても素晴らしいかったですが、特に向かって左側から見る姿は格好良かったです。毘沙門天像の力強く一点を見つめる姿は、何か迷いがあった時のこの像を見れば、迷いなく決断ができるように感じました。
浄楽寺の阿弥陀三尊像は、平安時代における貴族風の様式とは違い、力強さを感じました。この仏像を見た鎌倉武士は新しい時代の到来を実感しただろうと思い、だから運慶の仏像が鎌倉武士に受けたのだと感じました。また不動明王像も良かったです。不動明王像は左目に比べて、右目を大きく開けているのですが、その右目と目が合う場所があり、そこから見る不動明王は格好良かったです。
運慶展はやはりお薦めの展示です。非常に混雑していますが、今日から最終日までは21時まで開催しているので、遅い時間に行けば、もしかしたら空いているかもしれません。

カテゴリ
タグ