11月4日、鎌倉国宝館で開催されている「鎌倉公方 足利基氏」展を見に行ってきました。鎌倉国宝館では土曜日の14時から学芸員による展示説明があるので、それに合わせて、見に行くのがお薦めです。

学芸員が「足利基氏といってもほとんどの人が知らない」と言っていましたが、私も知りませんでした。そんな私が何故この展示を見に行こうと思ったかというと、室町時代の関東に興味が出てきたからです。

下の画像に中央にある足利基氏像は江戸時代に造られたものであり、江戸時代以降、お寺を援助した人物の像を造るようになったそうです。今回の展示も没後650年にあたることを記念したものであり、歴史は過去からの流れであり、歴史は積み重ねであると感じました。

仏像では、浄光明寺の矢拾地蔵像が展示されていました。浄光明寺では近くで拝観することが出来ませんが、展示では間近で拝観することができ、素晴らしい像でした。また、等身大の夢窓疎石像も展示されており、椅子に座った夢窓疎石像は本当にそこに疎石が座っているように感じるものでした。

基氏だけでなく、尊氏、直義の書状も展示されており、ますます南北朝時代の鎌倉に興味が出てきました。

今回の展示は基氏メインでしたが、鎌倉公方に焦点を当てた展示を見てみたいです。


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