5/1、長野市歴史博物館で開催されている善光寺御開帳記念特別展「信仰のみち 善光寺・戸隠・飯縄・小菅・斑尾・妙高」、「狐にまつわる神々」に行ってきました。

長野駅善光寺口バスのりば3番からバスに乗り、「川中島古戦場」で下車。
名前のとおり、第四次・川中島の合戦で、武田信玄が本陣を置いた場所で、上杉謙信が単身乗り込み、武田信玄に切りつけた逸話が有名です。

戦国時代好きの私としては、素通りできない場所ですので、博物館に行く前に合戦跡を見学しました。



見学後、博物館へ。入館料が300円と展示内容に比べるととても安いです。

「信仰のみち」では、訪れたことのある、米沢善光寺の見返り阿弥陀が展示されており、嬉しかったです。

上杉景勝が着用したと伝わる胴具足の兜の前立てには
・日天
・勝軍地蔵
・摩利支天
・不動明王
・愛染明王
・弁財天
・飯縄大明神
の七軍神の名が刻まれていました。

直江兼続の有名な愛の前立ては、勝軍地蔵が本地仏の愛宕権現の「愛」だと思っていましたが、上杉景勝が前立てに愛染明王と書いてあったならば、愛染明王の「愛」説も有力だなと思いました。

また、現在は弁財天に軍神のイメージはありませんが、当時は、弁財天も軍神として、崇められていたのだなと思いました。

「狐にまつわる神々」にも内容が重なりますが、飯縄権現像が何体か展示されており、武田信玄、上杉謙信など戦国武将の強い飯縄信仰を感じました。江戸も、飯縄権現を祀るお寺(八王子市の高尾山、千葉県いすみ市の飯縄寺)に東西から守られていたと言われていますので、飯縄信仰はもっと知りたいです。

「狐にまつわる神々」では、ダキニ天の画がいくつか展示されており、興味深かったです。イラストの解説がわかり易かったです。また、ダキニ天と毘沙門天が習合したと考えられる刀八毘沙門天の画もいくつか展示されており、こちらも興味深かったです。

素敵な展示ですので、善光寺の御開帳と一緒に是非、どうぞ。


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