本日、名古屋市にある笠覆寺を訪れました。笠覆寺では、4月11日から18日まで秘仏本尊(笠寺観音)の御開帳をしているからです。今まで、笠覆寺には何度か訪れており、良い印象を持っていますので、今回の御開帳を楽しみにしていました。

横浜を出る時は雨が降っており、4月とは思えない寒さでしたが、名古屋に近づくと天気が良くなり、名古屋に到着した時には暑いぐらいの天候になりました。名古屋駅で名鉄に乗り換え、本笠寺駅で下車。お寺に近づくと、何やら音楽が聞こえます。後で知りましたが、11日は笠寺音楽フェスが開催とのことです。

本堂に到着すると、本堂前に開帳塔婆があり、外陣に行くと、結縁綱がありましたので、結縁綱を握り、観音様と御縁を結びました。「開帳はこちら」と書かれた案内があり、それに従って、内陣へ。内陣中央の厨子には笠をかぶった観音様が祀られており、その脇には二十八部衆が安置されていました。内陣には案内の方がおられ、秘仏の観音様は内々陣に祀られているとのことで、更に奥へ。正面に立ち、奥を見ると、笠をかぶった等身大の観音立像がいらっしゃいました。その姿はありがたく感じられ、とても感動しました。その感動を文章で表現するのは正直、難しいです。是非、観音様と対面し、自身の五感で感じて欲しいです。笠覆寺は前から好きなお寺でしたが、今回、秘仏本尊の観音様を拝観し、ますます良いお寺だなと感じるようになりました。

笠覆寺を出ると、近くの泉増院で玉照姫像の御開帳、西方院で笠寺明王(うすさま明王)の御開帳も合わせて、行われていましたので、お忘れなく、お参りしましょう。


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