最近、「楽しむ」というものを超えた境地があると思うようになったんです。といいますのは、楽しむというのはまだ苦楽の境涯を出ていない。楽しむことは大事だが、同時に苦しみもあるからレジャーやバカンスというものを与えなくてはいけない。だとしたら、もう一つ、上の段階がないものかなと。そうしたら、論語にこういう言葉がありました。
道に志し、徳により、仁に依り、芸に遊ぶ
「遊ぶ」というのは苦楽を超えた世界ですから、時間も忘れ、寝ることも忘れて熱中することです。考えてみたら、昔から遊学という言葉があるが、あれは遊ぶということではない。真剣に勉強するという意味です。
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