今日(2/15)は、お釈迦様が亡くなった日ですので、多くのお寺で涅槃会が行われました。私は午前中、金沢文庫で「弘法大師と真言密教」講座を聴講し、その後、鎌倉に向かいました。数年前参加した光明寺の涅槃会が良かったので、また参加しようと思ったのです。しかし、開始時刻の午後1時までに到着できず、今まであまり訪れていなかった日蓮宗のお寺を巡ることにしました。

安国論寺、妙法寺、常栄寺を拝観し、次は妙本寺と思い、妙本寺の門まで来ると、涅槃会が三時から行われることが書かれていましたので、参加することにしました。

本堂に入ると、涅槃図が掲げられており、その前に着座し、法要に参列しました。法要後、御住職から法話があり、「涅槃図の画像がインターネットにたくさんあり、その解説もたくさんある。よって、涅槃図に関して、物知りになるのは難しくない。しかし、大切なのは、生死を自分なりに受け止めることである」という旨の話が印象に残りました。

法話の後、涅槃図を近くで拝観し、その後、本尊を拝観すると、予想とは少し異なっていました。三宝尊が祀られていると思ったのですが、釈迦如来像のみが祀られていました。お寺の方に話を伺うと、南妙法蓮華経が久遠の釈迦を表しているので、釈迦如来像のみが祀られていることもあるそうです。この他にも質問しましたが、丁寧に答えていただき、有難かったです。

涅槃会に参加できないかと思いましたが、参加することができ、良いお寺めぐりとなりました。


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