北鎌倉駅で下車し、まずは東慶寺へ。梅の開花具合はどんな感じかなと思いながら境内に入りましたが、まだまだでした。
東慶寺では毎年この時期に水月観音遊戯坐像が宝物館で拝観できる仏像展を開催しているので、宝物館へ。ホームページには
今年の注目は、かつて国宝に指定され、鎌倉尼五山第一位のご本尊であった「聖観音菩薩立像」です。現在は国の重要文化財に指定され、東慶寺に祀られている聖観音様ですが、その来歴をたどってみると、歴史に翻弄されたお姿が見えてきます。仏像彫刻という視点でも非常に優れており、鎌倉特有の技法が随所に取り入られた仏像です。
とあり、いつもと聖観音像の展示の方法が違うのかなと期待していましたが、いつもと同じでした。鎌倉特有の土紋があるなど、素晴らしい像なので、360度から拝観できるような展示をして欲しいなと思います。
二階に上がり、水月観音像を拝観。像の前に立つと見下ろすような形になるのですが、しゃがんで見上げたほうが何倍も素晴らしいです。見上げた水月観音像は、水面に浮かぶ月を見ながら、何かを集中して考えているように感じられ、遊戯坐像という姿で、身体はリラックスしていますが、頭はフル回転しているように思えました。

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