大福寺の後は、第49回京の冬の旅で非公開文化財特別公開をしている頂妙寺を訪れました。

まずは門前の通りの由来となった仁王門を拝観。こちらの像は仏師・運慶が手がけたと伝えられていますので、拝観するのを楽しみにしていました。金網越しに中を見ると、仁王像ではなく、二天(持国天と多聞天?)でした。ガイドブックによると、頭部のみが建立当時の作と伝わっているそうです。伝運慶の仏像は結構あり、中には全く運慶とは思えないものもありますが、こちらの像は良いなと思いました。





仁王門から境内を歩き、特別公開の受付へ。拝観料を払い、本堂の中でガイドの方の話を聞きました。また、私が訪れた時はたまたま人が途切れた時だったので、ガイドの方と色々と話もできました。1月12日に放送された「ぶっちゃけ寺」のスペシャルを見ており、「天蓋からシャンデリアが生まれた」などの話で盛り上がりました。

また、頂妙寺は日蓮宗のお寺ですが、何故、日蓮が法然を厳しく非難したかという話もしました。私は、「阿弥陀の極楽浄土はあるかどうか誰にも分からない。しかし、お釈迦様がこの世界に生まれ、悟りを開かれ、お経を残したのは事実である。また、六道の中で人間界に生まれるのは奇跡に近い。せっかく、人間として生まれてきたのに、お経(特に法華経)を信仰しようとせず、阿弥陀の極楽浄土に行くことだけを望むのは間違えている」と日蓮は考えたのではないかと思います。

また、京都の町衆がなぜ法華宗を熱心に信仰したかということも話し、私は「公家は、奈良仏教、密教を信仰しており、独自の文化を持ちたい武士は禅を信仰した。町衆も同じように、独自の文化を探し、法華宗を信仰したのではないか」と思っています。

本堂を出た後、俵屋宗達の「牛図」を鑑賞しました。たらしこみという技法で牛のたくましい筋肉を表現しているというガイドさんの説明の通り、筋肉のたくましさが伝わってきました。

お寺に関して、色々と話せるのは楽しいですね。今回の頂妙寺ではそれが実感できたお寺めぐりでした。


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