(太田)私は三十五年間、学生たちに色々な言葉を伝えてきましたが、一番多かったのは「姿即心(すがたそくこころ)、心即姿(こころそくすがた)」だったと思います。
読んで字のごとく、姿が心をつくるよ、心が姿をつくるよ、ということです。心が動けば、足も動き、フットワークが軽くなって、守備範囲も広がります。それは野球に限った話ではなく、心の守備範囲が広がれば出会いや発見が生まれ、人との付き合いも深まっていきます。逆に範囲が狭くなって消極的になれば、悲観したり、相手を批判したり、物事を否定的に捉えるようになる。そうなれば、いい仕事もできないし、いい人間関係もいい家庭もできません。
やっぱりすべてスタートは心なんですよ。
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