月刊致知1月号に掲載されている、駒沢大学野球部元監督の太田誠さんと陸上競技部監督の大八木弘明さんの対談「堅忍不抜の情熱で常勝チームはつくられる」より。

(太田)私は三十五年間、学生たちに色々な言葉を伝えてきましたが、一番多かったのは「姿即心(すがたそくこころ)、心即姿(こころそくすがた)」だったと思います。

読んで字のごとく、姿が心をつくるよ、心が姿をつくるよ、ということです。心が動けば、足も動き、フットワークが軽くなって、守備範囲も広がります。それは野球に限った話ではなく、心の守備範囲が広がれば出会いや発見が生まれ、人との付き合いも深まっていきます。逆に範囲が狭くなって消極的になれば、悲観したり、相手を批判したり、物事を否定的に捉えるようになる。そうなれば、いい仕事もできないし、いい人間関係もいい家庭もできません。

やっぱりすべてスタートは心なんですよ。
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