月刊致知七月号の特集は「自分の花を咲かせる」です。総リードより。

人は皆、天からその人だけの真実を授かってこの世に生まれてくる。その真実を発揮していくことこそ、すべての人に課せられた使命である。自分の花を咲かせるとは、この天真を発揮して生きることに他ならない。

自分の花を咲かせる秘訣は心の中にある。だが、心の奥深く隠されているが故に、秘訣に気づかぬままに人生を終える人も少なくない。どうすればその秘訣に気づき、自分の花を咲かせることができるのか。

まず、自らの命に目覚めること。自分がここにいるのは両親がいたからであり、その両親にもそれぞれ両親があり、それが連綿と続いて、いま自分はここにいる。自分の命は自分のものではない。すべて与えられたものだ。その自覚こそ、自分の花を咲かせる土壌になる。

次に大事なのは「一つ事」を見つけること。この一事をもって人生に立っていく、あるいはいま携わっている仕事をもって自分の一つ事にする。そう決意することである。

第三に大事なのは、その一つ事に本気になること。

最後に、花を咲かそうとする者に天は力も与えるが、試練も与える。その時の心得。
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