週末、某歴史チャネルで徳川家光の番組を見ました。家光は父である徳川秀忠から嫌われ、秀忠は兄の家光ではなく、弟の忠長を次期将軍にしようと考えますが、徳川家康から「次の将軍は家光に」という鶴の一声があり、徳川三代将軍となりました。その為、家光は家康を深く尊敬しており、守り袋に「二世権現、二世将軍」と書かれた紙を入れていました。

家光は三代将軍なのに、「二世権現、二世将軍」と書かれた紙を持っていたことより、自分を嫌っていた二代将軍・秀忠を無視していた。あるいは、家康の子どもだったのではなど、色々な説があるそうです。

インターネットで検索しても、どれも「二世」を「二代目」と解釈していますが、goo辞書で二世を調べると
・現世と来世。今生(こんじょう)と後生(ごしょう)。この世とあの世。
という意味もあり、二世権現、二代将軍の場合、こちらの意味なのではと思います。

つまり、
二世権現とは、現世では徳川家康(東照大権現)の孫として生まれたが、来世でも東照大権現の肉親として生まれたい。
二世将軍とは、現世では将軍として生まれたが、来世でも将軍として生まれたい。
という願いなのではないでしょうか。

二世安楽という言葉もありますので、見当違いな意見ではないと思います。
カテゴリ
タグ