18日のお寺めぐり、最後は、兵庫県丹波市にある達身寺です。達身寺は何年も前から訪れたいと思っていましたが、機会がなく、今回やっと訪れることができました。

お寺に到着すると、お寺の方が境内におられ、拝観をお願いしました。お寺の方の後について、堂内に入り、拝観料400円を払いました。達身寺には仏像を祀っているスペースが二箇所あり、まずは最初のスペースに移動。

最初のスペースには仏像が前方と左右に祀られており、前方はかなりボロボロになった状態の仏像群、右側は制作途中の仏像群、左側は寄木造りの仏像において、残った寄木の部分が祀られていました。

お寺の方の説明によると、古文書がないので、はっきりしたことは分からないが、明智光秀の丹波攻めの際に仏像を地中などに埋めたので、ボロボロの状態だと考えられているそうです。

兜跋毘沙門天像が16体あり、阿弥陀如来、薬師如来像がそれぞれ二体ずつ祀られています。また、お腹が膨らんでいる像があり、達身寺様式と呼ばれているそうです。製作途中の仏像があることより、仏像を造る工房があったと考えられているそうです。

拝観は後でゆっくりということで、説明を受けるため、もう一つの仏像スペースに移動しました。こちらも前方、左右に仏像が祀られており、旧国宝、つまり現在の重文に指定されている仏像は全てこちらに祀られているとのことです。

説明後、仏像の拝観です。前方には、本尊の阿弥陀如来坐像、脇に薬師如来坐像、十一面観音坐像が中心に祀られていました。大きく立派な仏像です。

左側には、達身寺様式、つまり、お腹が膨らんだ観音菩薩立像が何体か祀られており、お腹の膨らみがよく分かりました。お腹が少し出ている仏像は結構あると思いますが、こちらの像はかなりお腹が出ており、違いが顕著でした。一体の像は室生寺の十一面観音像と感じが似ていました。

やはり、兜跋毘沙門天像がたくさんあるのが不思議です。異国からの守護が目的で、若狭のお寺に祀る兜跋毘沙門天を達身寺の工房でたくさん造っていたというのが通説でしょうが、達身寺様式の像がお腹が膨らんでいる、つまり、妊娠をイメージするので、地天女、女性の神様がいることも多く造られた理由なのではないかと思いました。

拝観が終わった後、お寺にあった達身寺の仏像を紹介している本を見ていると、拝観していない仏像が紹介されていました。尋ねると、毘沙門堂に祀られているとのこと。早速、訪れると、堂内に、素晴らしい兜跋毘沙門天立像と菩薩立像が祀られていました。

お寺を出ると、目の前に田園風景があり、良い感じでした。今回は少し駆け足の拝観でしたが、次回はのんびり拝観したいと思います。






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