まずは覚園寺。覚園寺の山門の近くには桜(梅?)の木があり、開花する時期に訪れると大変美しいそうです。この話を聞いて、春に必ず来ようと思いました。
覚園寺では自由に境内を散策できる訳ではなく、お寺の方の案内の下、境内のお堂を順番にまわって行きます。覚園寺のメインは、薬師三尊と十二神将だと思います(黒地蔵を押す方もいるかも知れませんが)。私は特に十二神将がお気に入りです。十二神将としては、新薬師寺、広隆寺などのものが有名ですが、私個人としては覚園寺の十二神将はそれらにも負けない格好良さを感じます。
覚園寺は2月に訪れて以来でしたが、草花の解説は季節毎に変わるので、四季それぞれの季節で楽しめると感じました。
次は杉本寺。メインはもちろん、三体あるご本尊です。ご本尊のかなり手前に柵が置かれているため、お顔などをはっきり拝観することは難しいです。しかし、四万六千日(8月10日)などのご縁日には柵がかなり手前まで移動しますので、より近くで拝観したい方はそのような日に訪問しましょう。しかし、その他の仏像はいずれも間近で拝観でき、仏像好きには楽しめるお寺です。
そして忘れてはいけないのが、杉本寺は坂東三十三観音霊場の一番札所であること。鎌倉時代から現代に至るまで多くの観音巡礼者を受け入れている杉本寺は、正に鎌倉を代表するお寺です。
来迎寺は前回の記事で書きましたのでここでは省略。
次は宝戒寺。宝戒寺と先ほどの杉本寺が鎌倉にある天台宗の二寺院です。宝戒寺のメインは本尊の地蔵菩薩坐像です。私的には鎌倉一のお地蔵様です。今回訪問して初めて宝戒寺のお地蔵様は閻魔大王を表していると分かりました。とするとお地蔵さんの脇侍の梵天、帝釈天は、千本えんま堂で拝観した閻魔大王の隣に祀られていた仏様を表しているのでしょうか。
堂内には鎌倉三十三観音二番札所の本尊である准胝観音像も祀られていますが、像は小さくて、周りも暗いのでお顔などはよく分かりません。よってやるべきことはブルースリーの燃えよドラゴンでの有名な台詞「考えるな、感じるんだ」を少し変えて、「見るな、感じるんだ」です。准胝観音様の前に座っていると、仏母の優しさを感じることができると思います。不可能なこと(お顔などを見ようとする)にいつまでも固執しているようではいけません。
その後、鎌倉国宝館で特集陳列「観音さま」を拝観し、飲み会でお寺めぐりのこと等、色々な話で盛り上がりました。
これからも気軽に行ける寺旅を企画して欲しいと思います。
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